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ある日。

小腹がすいたうちのアホ男子。

お菓子を物色してたけど、食べたいものがなかったようで。

「サンドイッチ作っていい?」と。

私はソファーでくつろいでたから、手伝いたくない。

「自分で出来るならやってみたら?」と。

前に一緒に作った事あるしね。


そして、何やら時間をかけてガチャガチャやってる。

何度も冷蔵庫を開け閉めして、サンドするものを探してるもよう。

何かイヤな予感はするけど、立ちたくない。

とりあえず、やりたいようにやらせておく。


そしてついに、「できたー!」と。

「何はさんだの?」と聞いてみた。

すると、私の目の前に来て、上の食パンをめくって見せてくれた。

何か赤いものがのってる。

一瞬何だか本当にわからなかった。

ベーコンなんかないはずだし…。

「何これ?」

「キムチだよ。」

白菜キムチ。

おぇ~。

サンドイッチにはさまってるキムチなんて見た事ないから、

脳がキムチだって認識しなかったのかもー。

そして、もちろんその水分を、ペーパータオルで拭いたりなんてしてないからね。

赤い液体が、お皿にポタポタと…


それからよく見ると、鮭フレークやわさびふりかけ、

スライスチーズがはさまってる。

もちろんマヨネーズもたっぷり。

おぇ~。って思ったけど。


さすがアホ男子。

「美味しい~」って食べてたわ。


その夜。

夫にそのおぇ~なサンドイッチの話をしたら、

「美味しそうだね」だって。

話聞いてたか?

ふぅ~。

やっぱり親子だわー。